Asset Ai

Asset Ai(アセットアイ)の独自制御方式

2入力3出力という独自制御ロジック

アセットアイは1台の制御対象設備に対して3つの出力を行うことが出来ます。
そして独自の制御ロジックにより、空調機の稼働状況に応じたきめ細かな制御出力を行うことが出来るデマンドマネジメントシステムです。
実際に制御信号を出した時の空調機の動作については、各メーカー及び型式により異なりますが、各メーカー指定の設定に従い制御信号を空調機に与える事で、より省エネ効果の高い、最適な運転をさせることが可能です。
例えば、室内温度が24℃~25℃までは稼働率40%に抑えて運転し、25℃~26℃までは稼働率60%で運転するといった動作を空調機に対して行うことが可能となります。

実際に空調機がどのような動作をするのか動画により確認することが出来ます。

アセットアイの空調機に対する省エネ制御は、空調機の進化に連動したインバーター機へ完全対応したものとなっており、環境維持と省エネを両立するために考え出された制御の細かさは独自の制御と言えます。

「おまかせAi制御」の活かし方

この現代の空調機に適合した制御ロジックを活かし、温度、またはCO2濃度といった環境指標に連動した省エネ運転を実施することで、単に省エネルギーを追求するのではなく、空調環境に最適な省エネ運転を完全に自動化することが可能となり、この省エネ運転の事を「おまかせAi制御」と名付けております。

従来のデマンドマネジメントシステムでは敷居の高かった、温度管理された空調空間への省エネ対策などは、この「おまかせAi制御」を用いることで、積極的な省エネ対策を施す事が可能となります。

アセットアイを導入する場合の注意点

このように優れた制御機能を有するアセットアイですが、注意するべき点もございます。
1つは、無線構成のシステムであるがゆえに、無線が途絶えた場合などは省エネが行われなくなってしまうケースもあるという事です。
これは各端末間をLAN配線する事で回避可能です。
2つ目は、機器故障により制御出力が出されたままになってしまった場合、温度管理された部屋の空調機が、設備主導ではなくアセットAi主導のまま稼働を続けてしまう事です。
これを回避するためには、温度管理された部屋への省エネ設定は、どのような状況下においても一定の空調が働けるような設定をしておく事で、室内の環境悪化を防ぐことは可能です。

これら注意点を理解したうえで導入を推進していけば、アセットAiは素晴らしい能力を発揮し、省エネと快適性を両立する事が可能です。

能力を活かして継続的にご利用いただくために

アセットアイはデマンドマネジメントシステムとして優れた制御能力を持っていますが、高度な能力を持つがゆえに、初期設定のままでの長期運用よりは、継続的な最適運用を目指しての導入が望ましいシステムです。
制御自体は「おまかせAi制御」の言葉通り、設定さえしてしまえば後は自動でシステムが判断して運用していきます。
しかし、常に変化していくエネルギー環境の変化に対しては、設定のチューニングを継続的に加えていく事で、常に最適な省エネルギー運転を実施していく事が出来るようになるのです。
この継続的なチューニングが加わることで、アセットアイは他社の追従を許さない制御能力と効果を発揮してくれることでしょう。

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