デマンドコンサルティングサービスの概要

工場のように、生産ラインの稼働状況に応じて最大電力が変化していくような施設においては、デマンドマネジメントシステム(DMS)導入を設置しても、目標デマンド管理が容易ではありません。その結果、目標デマンドの自動制御をやめてしまったり、あるいは突発的な環境変化による「暑い寒い」を現場負担としてしまっている施設も多く見受けられます。

このようなデマンドマネジメントが上手く出来ない施設や、デマンド自動制御まではまだ慎重に検討したいという企業様向けに、まずは自社施設のデマンド情報の把握とデマンドマネジメントに特化したコンサルティングサービスをご提供致します。


 

デマンドコンサルティングサービスとは

一般的なデマンドコントローラーは予測デマンド超えた時点で通知が出されます。
この通知が届いたときに、具体的に「どの設備」を「何分間」停止または能力制御したら目標デマンドを守れるのかという事を、当社で事前にお知らせするのが、デマンドコンサルティングサービスです。
これは当社の高精度なデマンドマネジメントシステム「NEO DRIVE SYSTEM」のデマンド処理ロジックを、コンサルティングサービスとして、お客様に提供するもので、事前にお客様とのヒアリング及び電力実績及び設備状況を把握したうえで、お客様の施設に設置するデマンド監視装置(LTE通信機能付き)より得られる電力状況に応じたレポートを発行してまいります。

これをデマンド警報に対する対処マニュアルとして、現場でのルール化をして、目標デマンド管理をしていく事を目的としています。


 

デマンド通知サービス

デマンドコンサルティングサービスは、基本的に毎年更新されていくレポーティングサービスとなりますが、刻一刻と変化する現場においては、リアルタイムで同様の通知がなされた方が、状況に応じた目標デマンドへの対処が可能となります。
そこで、デマンドコンサルティングサービスの内容を、リアルタイムでお客様のスマホへ通知するサービスが、デマンド通知サービスになります。
電力ピーク時に現場担当者のスマホへ、デマンドコンサルティングサービスと同じ「どの設備」「何分間」という情報が自動的に通知されますので、夏場の電力ピーク時などにスマホへ届いた指示通りに現場対応をして頂く事で、目標管理が行えるサービスです。


 

デマンドマネジメントシステムによる自動制御との区分け

これら目標デマンド管理のためのサービスは、自動制御ではありませんので、お客様に自ら行動していただかないと、目標デマンドを達成することが出来ません。
しかしながら、デマンドマネジメントシステムを上手に活用するためには、一定の継続的コストが必要であり、自動制御システムの導入に対しては一定量のエネルギーコストを既に支払っており、削減効果による採算性が担保できる事が条件になってきます。
施設のエネルギー使用状況の変化に対応したエネルギー施策の一環として、電力使用の変化が激しい施設あるいは、小規模な高圧需要家施設などには、デマンドコンサルティングサービスが適したサービスと考えられます。


 

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