当社で取り扱いをしているデマンドマネジメントシステムについては、全て当社基準を満たしたシステムであり、どのシステムをご採用頂いても、一定の省エネ効果を得ることができます。しかし各社のシステムにはそれぞれ得手不得手であったり、特長がありますので、「どのようにシステムを選択すれば良いのか」を、比較表で記しました。
各社の機能追加であったり、システム更新都度、この比較表も更新してまいります。
なお、「NEO DRIVE SYSTEM」については、新規販売を終了していることから、他社を評価するうえでの比較対象として掲載しております。
導入目的が何かを考える
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「AssetAi」はクラウド側のWEBアプリケーションでシステムを管理するシステムなので、設置拠点内での独立した管理は出来ません。
「Axeee-ls」は主装置のタッチパネル及びインターネット回線を通じたシステムの管理が行えますが、グラフ化等の可視化はエクセル対応となります。
「ESCO-ONE」は端末側へ設置する制御BOX自体に独立した制御ロジックを搭載しておりますので、空調機1台から省エネを実施する事が可能な唯一性を持ちます。
そのときシステムに期待する要件は何か?
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「AssetAi」は、温度、湿度、CO2濃度を基準とした省エネ制御が行える唯一のシステムであり、様々な設備や計測種別に対応できる高機能システムですが、使い手にスキルが要求されます。また、追加計測や制御追加等の多くのニーズへの対応も可能ですが、他デマンドマネジメントシステムに比べると高額になりがちです。
「Axeee-ls」は不快指数を基準とした空調機への省エネ制御に特化したシステムでありながらも、それぞれの顧客向けと言ったカスタマイズにもメーカーが対応しております(現時点)。システムの役目を特化型として、構成する機器間を920MHz帯のRS485無線を採用した事でコストパフォーマンスに優れたシステムとなっております。
「ESCO-ONE」は現在遠隔対応をしておりませんが、現地での自己完結したシステムとしては十分な機能と効果が発揮できます。また、クラウド対応機種の投入が計画されている事もあり、目的に応じた現行機との使い分けが今後可能になります。
導入後のメーカーサービスへの要求
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「AssetAi」は、デマンドマネジメント環境提供までをサービスの範囲としており、主装置は販売せずにサービスの範囲に含むといった販売形態をとっております。よって高機能で且つクラウドによるエネルギー管理までのサービス提供に対して、導入顧客側(あるいは外部)で「AssetAi」を活用できるスキルが必要となります。
「Axeee-ls」は、現地あるいは遠隔で顧客がシステムを操作することが可能ですが、削減評価等をメーカー依頼することも可能です。現時点ではグラフ化等の「可視化」に対しては、エクセルによる対応となりますが、実効性の高い省エネに特化した対応と言えます。
「ESCO-ONE」は、メーカー自体が新電力部門、ファシリティー部門を保有し、且つグループ内にファイナンス会社を持つため、総合的なエネルギーマネジメントに対応する事が可能です。現行システムは機器保証以外のメーカー対応をしておりませんが、別売の解析ソフトウェアを提供することで顧客での分析評価を可能にしております。
当社の役目について
当社で取り扱うシステムはどれも当社基準となる、設備への保護機能であったり、設定機能を有したシステムとなります為、導入に際しては安心してご使用いただく事が可能です。
但し、各メーカーのシステムには、それぞれ特徴があり、得手不得手があります。
当社では、これらのシステムを活用しつつ、メーカーサービスに加えた継続的なコンサルティングサービス、エネルギーマネジメント提案サービスを提供してまいります。
エネルギーマネジメントシステムの最大パフォーマンスを発揮するためには、継続的な設定チューニングであったり、設備の見直し、システムの強化が必要であり、特にデマンドマネジメントには専門スキルと継続的な対応が必要になってまいります。
顧客側に立ち、システムの能力を最大限に活用し運用していく事が、当社の役目になります。