ごあいさつ

社会と環境の調和を目指し
ユーザーに愛されるサービスを生み出し提供できる企業

SDGsへの取り組み

2030年をゴールとして掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)は、国際目標であり、「地球上のだれ一人取り残さない」ことを誓っています。
省エネルギーを主業務とした当社においても、この国際目標が掲げる17のゴールのうち、何が出来るのかを常に考え、取り組んでいく事が、企業が存在するための使命の1つであろうと考えております。
特にエネルギー問題においては、当社のデマンドマネジメントのノウハウが、高圧需要家のエネルギー運用における、効率化や最適化を支えていくことが出来ます。

電気はもはや人類に無くてはならないエネルギーとなりました。
ガスや油を搬送するポンプを動かしているのは電気です。生産工場のラインを動かしているモーターも電気で動いています。ビルのエレベーターやエスカレーターも電気で動いています。身近なところでは、ご自宅の照明やエアコン、TVも電気で動きます。何より皆さんが使っているパソコンやスマホ、インターネットを支えるサーバー群も、みんな電気により支えられているのです。

当社のエネルギーマネジメントの目的

根本的なエネルギー問題の解決とは、この電気を作り出す方法の効率化であったり、配電の効率化、あるいは新しい1次燃料を開発する事に他なりません。
どのような方法で電気が作られ、どのような方法で運ばれたとしても、電気が使われることには違いありません。

当社が現在できるのは、電気を作ることではなく、作られた電気を無駄なく最適な運用を行えるかという、いわばエネルギーをマネジメントしていく技術です。
その為に、目に見えない電気などのエネルギーを可視化し、運用法方法を改善していく、あるいは自動制御により我々の日々の生活を、黒子となって目に見えないエネルギーの運用を支えていく事、これが当社のエネルギーマネジメントの基本的な目的となります。

そして、この最適なエネルギー運用の重要な課題となる、デマンドマネジメントが加わることで、一時的にピークとなるエネルギー使用をコントロールし、発電側の発電量を抑え、需要家側は発電業者との契約を抑えることで、電気料金の削減にもなる、WIN-WINの関係を構築することが出来るのです。

特にデマンドマネジメントの分野においては、いまだに最大電力を抑える事だけに力量を注いだ制御が主流であり、我が国が目指すZEB(Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル))で提唱される、「快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物」のエネルギーマネジメントにおいて、負荷平準化に関する技術はあまり脚光を浴びていないのが実情です。

新たな時代へ向けた当社の思想

当社は、デマンドマネジメントを軸とした、30年以上の実績と経験を活かして、省エネルギーシステムの企画、開発、運用、そしてシステムの販売を行っております。
これら共通した点は、省エネシステムは売りっぱなしではその効果を十分に発揮することが出来ない、省エネシステムは継続的にサポートしていく事で、システムの能力を発揮し、お客様に更なる効果を与え喜んで頂ける、という事です。

エネルギーマネジメント、デマンドマネジメントの世界は、デジタル化により高速化と大容量化を果たし、インターネット技術の発展が多拠点管理を容易にしてきました。
しかし、地球環境が常に変化しているのと同じように、エネルギーを使っている我々の環境も、常に変化してるのですから、継続的に使われるシステムにはアナログ的な対応も常に必要になってくる、いわばデジタルとアナログの融合的なビジネスモデルとなるのです。
これが繰り返され、いずれAI化により本当の自動化になるのも、そう遠くない未来なのかもしれません。

温故知新

過去に経験したことや学んだことから、新しい技術や知識を見い出し進化させていく事を、当社の技術指標として掲げ、これからも社会に貢献していく所存です。

最後に、
この文章を書いている2023年1月、いまだロシアによりウクライナ侵攻は続いており、台湾有事が騒がれる毎日です。
人間の我欲には際限がなく、歴史を見ても、権力者たちは既得権益により多くの命を奪い続けてきています。
21世紀の今ですら、その根底が変わらないことは、実に悲しいことです。

「いかに口や言葉で名論卓越を並べても、世の中は平和にはなりません。」

企業とは経済活動をする団体であることを理解しつつも、企業という集団が、人間性を鍛え平和な世の中を実現するためのゲートウェイであるべきだと、
私は思わせて頂く次第です。

2023年1月13日
システムアートテクニカ株式会社
代表取締役 丸山直紀

 


当社代表の経歴

リコーサービス株式会社(現リコージャパン):
パルコスモ株式会社 取締役:
・高効率受電トランス、電圧調整節電器開発、
・空調デマンド管理システム「Pal-Natural(現PN-XERO)」開発プロデュース
カーリングクリエイティブコンサル株式会社 専務取締役:
・エネルギーコスト最適化事業立上げ(電気、ガス、水道、契約)
・省エネ検証WEBサイト
・オンラインデマンドマネジメントシステム「NEO DRIVE SYSTEM」開発プロデュース
・オリックス、日本工営共同事業店舗向けESCOサービス「たてんぽくん」企画立案
・パナソニック社「見える化」事業共同開発(システム仕様書担当)
・韓国KT社へのデマンドマネジメントシステム技術移転
システムアートテクニカ株式会社(現職):
・コンピュータハイテック社ワンパック計測システム「Smile-one」企画開発
・九電工BEMS事業Q-BEMSへ専用システム開発及びシステムのOEM提供
(N-ONE、NEO DRIVE SYSTEM)
等、
多数の企業へ省エネシステムの企画立案及び実務指導を行っている。

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